会派視察②

2026年01月27日 20:00
カテゴリ: 会派議会

上勝町ゼロ・ウェイストセンター「WHY(ワイ)」を視察

令和8年1月27日(火)、会派「元気な習志野をつくる会」では、徳島県上勝町(かみかつちょう)の「上勝町ゼロ・ウェイストセンター・WHY(ワイ)」を視察しました。同センターは、日本の自治体で初めて『ゼロ・ウェイスト宣言』を行った上勝町の取り組みを、より広範な層に深く体験してもらうことを目的として開設されました。施設には町のゴミ集積所があり、併設のホテルの宿泊者は、同町が実施する45種類のゴミ分別を自ら体験することができます。(会派:元気な習志野をつくる会)
【ゼロ・ウェイストとは】
ゼロウェイストとは、「廃棄物ゼロ」を目指し、廃棄物の発生を最小限に抑えることを目的とした活動です。大量生産・大量消費という現代社会の在り方に疑問を抱く人々によって提唱され、現在、世界中に普及しています。

◎行政視察報告

視察場所:上勝町ゼロ・ウェイストセンター
視察事項:究極のゴミリサイクル(ゴミのリサイクル率80.8%)
視察日時:令和8年1月27日
レポート:高橋正明
《ゼロ・ウェイストセンターの概要》
上勝町では、家庭で処分しきれなくなったゴミを焼却する「野焼き場」が昔から行われていたが、これは法令で定められた処分法ではなかったため県からの指導を受けて、1998年に町として小型焼却炉を2機導入した。しかし、2000年にダイオキシン類対策特別措置法の施行で基準が厳格化され、使用できなくなった。新しい焼却炉の導入も検討されたが、焼却コストや環境への影響から、ゴミの再利用・再資源化をめざすことにした。そして、2003年に町議会で「ゼロ・ウェイスト宣言」が可決され、焼却処分や埋立処分の代わりに、民間業者に再利用・再資源化の処理を依頼することとなった。ゴミの分別は現在「13種43分類」で、すべてのゴミをできるだけ再利用するにはこのくらいの分類が必要となる。
 〜ゼロ・ウェイストとは〜
廃棄物を減らし、ごみをゼロにすることを目指す環境社会政策。
《視察報告》
上勝町では、生ゴミの堆肥化に取り組むため、「コンポスター」や「電動生ゴミ処理機」の購入費を補助している。生ゴミ以外の回収は、ゼロ・ウェイストセンターに持ち込んでもらう。ゴミステーションは年末年始の3日間を除いて年中開いているため、自分の都合の良いタイミングでゴミを出せる。また、高齢者や車を持っていない方など、ゴミの持ち込みができない方のために、2か月に1回、無料で自宅までゴミの回収に伺う運搬支援も行っている。財政面では、年間300トンほど排出されているゴミをすべて焼却・埋め立て処分するとなると、1500万円前後の費用が見込まれるが、約8割を資源化することで、その費用を約570万円程度に抑えることができる。その内訳は、缶やペットボトルの販売による収入が1年間で約180万円、中間処理費用としての支払いが1年間で約750万円、差額が570万円となる。上勝町は小さな町で人口も少ないため、「13種43分類」のゴミの分別について、住民の理解を得やすいと思われるが、ゴミを減らすという努力は、人口密度の高い市である習志野市も見習うべきである。

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