ならしのしぎかい たかはしまさあき
令和2年2月18日、会派「元気な習志野をつくる会」の行政視察で群馬県吾妻郡長野原町の八ッ場(やんば)ダム、草津町の草津音楽の森国際コンサートホール・草津町総合保健センターを視察しました。
首都圏の治水安全度を確保する目的で、八ッ場(やんば)ダムが吾妻川に整備されることとなりました。これは、多様な洪水から地域を守るための重要な施策です。
「草津音楽の森国際コンサートホール」は、六角形のホールを包む様に西の高いロビーと東の低いステージが配置されています。ホールには608の固定席のほかにステージ後方に大編成コーラス用ベンチがあります。三方の緑に包まれた開放的なロビーは、客席面積に近い広さを持ち、豊かな自然環境と音楽を楽しむ雰囲気を融合させています。習志野市にある「プラッツ習志野」が、同程度の規模となるため、今回の視察となりました。
草津町総合保健福祉センターは、赤ちゃんからお年寄りまでが、より健康でいきいきと過ごすために保健と福祉の総合サービスを担う拠点として多くの町民に利用されています。
会派名・・元気な習志野をつくる会
視察地・・群馬県吾妻郡長野原町
視察事項・八ッ場ダム
日 時・・令和2年2月18日
【八ッ場ダム概要】
昭和22年9月に発生したカスリーン台風により、赤城山周辺から大規模な土砂流や氾濫水が東京湾にまで到達しました。また、利根川本流の堤防決壊等により、家屋浸水30万世帯、死者1,100名にのぼる甚大な被害をもたらしました。そのため、利根川支流のうち、大きな流域を抱えながら洪水調整施設が無かった吾妻川に、八ッ場ダムを整備する計画が発表される事となりました。この計画は、多様な洪水から首都圏の治水安全度を確保する事が目的になります。
【視察報告】
八ッ場ダムは、昭和27年に「利根川改修改定計画」の一環として調査に着手してから、地元住民の反対運動を乗り越え、68年目にして漸く完成の時が近づいてきました。反対運動が大きかった分、問題解決にあたっては、地元住民への配慮がとても行き届いています。川原湯(かわらゆ)温泉はダム上部の南側に移動し、整然と区画整備された街並みは「観光資源としてのダム」の中心的存在になる事も期待され、今後、新しく出来た川原湯温泉駅に特急列車が止まる様になれば、今よりも便利になり「八ッ場ダムを一望出来る町」「吾妻渓谷への散策拠点の町」など、観光と共に発展していく事と思います。八ッ場ダム完成後の町おこしに期待します。