ならしのしぎかい たかはしまさあき
令和2年10月の一般会計決算特別委員会で、施設の老朽化や大規模修繕・建て替えの必要性について質問しました。そこで、実際に見ない事には現状が分かりませんので、令和2年11月11日に当施設を視察しました。かなり古い施設ですが、職員の努力のおかげでとても綺麗に保たれています。富士吉田青年の家は、毎年計画的に改修を行っていますので、大規模改修は必要ないと思われますが、令和7年度に改修予定があるので、必要に応じて対応して行くとの事です。
富士吉田青年の家は、集団宿泊訓練を通じて各種の研修、体育、野外活動を行い、青少年の規律、共同、奉仕などの徳性の涵養(かんよう)を図ることを目的に昭和48年11月に習志野市から140km離れた遠隔地、山梨県富士吉田市に設置された宿泊研修施設です。当青年の家は、富士山の北簾(ほくろく)、海抜875mに位置し、夏は避暑地としても最適な環境にあり、施設を拠点に富士登山、東海自然歩道をはじめ、日帰りの軽登山やサイクリング等、富士山を教材にした野外活動のコースが多数計画でき、冬は寒さの厳しい場所ですが、スキー・スケート場が近くにあるので、ウインタースポーツも計画できる施設です。また、昭和55年には体育館棟を増設し、各種の部活動の合宿や宿泊利用以外でも、スポーツ施設として午前9時から午後9時まで一般に開放しています。平成13年度より、習志野市立中学校7校の二学年、自然体験学習の受け入れが本格稼働し、春や秋に実施する学校と冬にスキー教室を実施する学校があり、現在も継続しております。富士吉田青年の家は、生涯学習施設として習志野市民に限らず、4名以上の家族でも利用が可能です。
体育館は、昭和55年7月11日より使用を開始し、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建・900㎡、アリーナ面積は511㎡でミニバスケット1面、またはバレーボール1面、またはバドミントン3面として使用できます。宿泊定員は、40名で2階に4室あります。
キャンプ用品は、テント25張、シュラフ(寝袋)145組を所有し、メイン炊事場には水道蛇口26個・調理台2台・固定式かまど8基・照明設備があります。
これ以外にも、屋根付き固定式かまど20基・屋根付き移動式かまど20基・野外炊事用具45セット・食器250セット・3合炊き丸型飯盒90個、サイクリング自転車36台を完備しています。