東習志野3丁目の文教通りには、昔からの松並木がありますが、最近では全く手入れがされず伸び放題になっています。周辺にお住まいの方からは、多くの苦情が寄せられていますが、習志野市からは具体的な剪定予定なども示されていません。令和5年8月に地元住民より「文教通り沿いの松並木の剪定に関する陳情」が提出されました。陳情書の内容と提出に至るまでの経緯について報告します。
松並木は姿や形がきれいな木として紹介されています。
戦時中、この付近は軍隊の演習地になっており、その時に松を植えたのではないかと考えられています。
戦後、松並木はかなり長い期間国が管理していましたが、ある時期を境に習志野市が管理することとなりました。
平成26年の剪定を最後に、令和5年まで剪定は一度も行われていません。また、剪定作業も十分なものではありませんでした。
令和5年7月〜8月にかけて、この陳情書に賛同される方を集め、合計で32名の署名をもらいました。
東習志野三丁目の文教通り周辺にお住まいの方から、習志野市議会に対して、令和5年8月29日に「文教通り沿いの松並木の剪定に関する陳情」が提出されました。
文教通沿いの松並木剪定に関する陳情
【陳情趣旨】
私たちの住んでいる東習志野3丁目の文教通りには、昔からの松並木がありますが、最近では全く手入れがされず伸び放題になっています。習志野市名木百選の中で、この松並木は「姿や形がきれいな木」として紹介されていますが、地域に住んでいる住民にとっては落ち葉の処理等で大変苦労をしています。また、松並木が3階建てのマンションより大きくなっていることから台風などの災害時に、松の木が倒れて周辺に被害をもたらすのではないかと危惧しています。場所によっては日当たりが悪く、冬場などは午後にならないと日が当たらない状況にもなっています。
道路・公園等樹木の所有者および管理者は習志野市です。管理の方法について地元住民との協働は必要ですが、最後は市の責任と権限において判断しなければ、市の責任放棄であると感じられます。
そこで、文教通り沿いの松並木を「姿や形がきれいな木」として剪定をお願いしたく、ここに陳情させて頂きます。別途、この趣旨に賛同する者の署名簿を添えて提出させて頂きますので、何卒速やかなるご配慮の程をお願い申し上げます。
【陳情項目】
樹木医による診断を速やかに行うこと。
倒木の恐れがある樹木に関しては速やかな措置を行うこと。
樹木医の立会いの下、剪定作業を実施すること。
市の責任と権限において、道路・公園等の樹木を適正に管理すること。
令和5年8月29日
陳情人 習志野市東習志野3-5-18
渡邉 明 印
外 32名
習志野市議会議長
佐々木秀一様
令和5年9月20日、都市環境常任委員会で審議され、賛成全員で採択送付されることとなりました。この日は、東習志野三丁目町会から3名の方々が傍聴にきました。
令和5年9月29日、習志野市議会本会議で審議され、賛成全員で採択されることとなりました。この日は、東習志野三丁目町会から7名の方々が傍聴にきました。
令和6年3月21日、習志野市議会本会議で令和6年度予算が可決され、松並木の剪定に関する予算が決まりました。
令和6年10月31日、文教通り沿いの松並木の剪定作業の日程が決まり、通行止めの看板が設置されることになりました。
令和6年11月25日9時から、文教通りの松並木の剪定が始まりました。この作業は、令和5年8月に地元住民から「文教通り沿いの松並木の剪定に関する陳情」が提出され、9月議会で可決されたことにより開始されました。陳情項目に『樹木医の立会いの下、剪定作業を実施すること』が明記されていましたので、今回の作業には樹木医の中村先生が立ち会いました。
令和6年12月6日、本年度の文教通りの松並木の剪定が終了しました。令和6年度は文教通り全体の半分くらいまでの予定で、残りは令和7年度秋以降に作業が行われます。
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