ならしのしぎかい たかはしまさあき

あたご橋交差点の改修

あたご橋交差点の歩道橋は、1975年・昭和50年に建設され、すでに45年以上になります。建設当初は、地域に住んでいる方々も若く元気に階段を登り降りしていました。しかし、時が経つうちに高齢化の時代になり、階段を登り降りする事も辛いため、ついつい、横断歩道のない所を渡ってしまう、と言う状況が、多く見られる様になりました。横断歩道のない所を横断する事は、大変危険であり、早急の対策が必要であると思われます。急で危険な階段を撤去し、交差点の4方向すべてに横断歩道を設置する事は、地域住民の願いです。

交差点改修に向けて

令和2年度から令和5年度までの、あたご橋交差点の改修工事に向けての進捗状況やニュースについて報告します。

令和6年4月工事終了

改修工事一部完了

令和5年10月から約6ヶ月間にわたり行われていた「あたご橋交差点の改修工事」がこのほど一部完了いたしました。改修による主な変更点は以下の3点になります。①南北の階段付き歩道橋を撤去し、同じ方向に横断歩道を新設、②交差点全方向に右折レーンを追加し、車両の右折矢印式信号機を設置、③交差点の安全対策として、交差点南側の停止線を約8m北側に移動。

順調に工事進行中

令和6年3月15日・金曜日9時頃、あたご橋交差点の改修工事が順調に進んでいることを確認しました。歩道の工事が完了した後は、次に車道の舗装工事が行われる予定です。

橋脚部分の撤去

令和6年2月16日・金曜日、21時から翌朝5時まで道路を通行止めにして、あたご橋交差点の陸橋部分を撤去しました。

階段部分の撤去

令和6年2月15日・木曜日、21時から翌朝5時まで道路を通行止めにして、あたご橋交差点の2箇所の階段部分を撤去しました。

通行止めのお知らせ

令和6年1月、あたご橋交差点付近の工事が本格化しています。横断歩道を設置するための歩道段差の解消や、歩道橋撤去のための案内板設置など、今年度中の完成に向けて、工事は着実に進行中です。

樹木の伐採

令和5年10月、あたご橋交差点付近の桜の木が伐採されました。あたご橋の一部撤去と交差点改良工事にともない樹木が支障となるため、撤去されました。

工事のお知らせ

令和5年10月16日から「あたご橋交差点改良工事」が始まります。樹木撤去の予告が、張り出されました。

改良工事の期間決定

【工事期間】
令和5年10月上旬〜令和6年3月31日(日曜・祝日は休工)
【作業時間】
昼間施工は、9時〜17時(前後1時間は準備後片付け)
夜間施行は、21時〜5時(歩道橋撤去、車道舗装)
夜間作業は、計10日間程度の予定)
【交通規制】
片側交互通行及び車両通行止め(歩道橋撤去作業 計5日間程度)
【施工者】
大葉開発株式会社
TEL043ー246ー1000

市議会で予算可決

令和5年3月17日・金曜日、令和5年第1回定例会で、新年度(令和5年度)の予算案が可決されました。この予算案の中には「あたご橋交差点の横断歩道設置」についての予算も入っています。

まちづくり会議で報告

令和4年7月20日・水曜日、東習志野コミュニティセンターで開催された「まちづくり会議」の中で、「あたご橋交差点の横断歩道設置」について、進捗(しんちょく)状況などが報告されました。

令和4年第2回定例会

令和4年6月9日・木曜日、令和4年第2回定例会で「あたご橋交差点の横断歩道設置」について、進捗(しんちょく)状況などを質問しました。

改良図(案)が完成

令和4年3月1日・火曜日、あたご橋交差点の改良図(案)が、地元町会長に配られ市の職員から説明がありました。①交差点内の横断歩道は3本目まで②スロープ状のあたご橋本体の下には横断歩道を設置出来ない③今後の住民説明会の予定などの報告を受けました。

交通規制課と再協議

【千葉県警察本部交通規制課と再協議】
令和4年1月31日・月曜日、再度あたご橋交差点の4本目の横断歩道設置について、佐藤健二郎県議会議員・松村実東習志野実花町会会長・千葉県警察本部交通規制課の職員2人・高橋正明の5人で協議を行いました。地元としては、交差点内4方向すべてに横断歩道を設置して欲しいと要望しましたが、受け入れられませんでした。

ニュース

令和4年1月30日午前1時20分ごろ、習志野市東習志野6の市道で、男性4人が乗った乗用車が対向車線の縁石や信号機に衝突。車に乗っていた佐倉市上志津原、会社員、◯◯◯さん(19)が頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。習志野署は自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、車を運転していた千葉市花見川区、自称会社員の少年(19)を現行犯逮捕。容疑を認めている。
同署によると、現場は片側1車線の十字路交差点。◯◯◯さんはぶつかった衝撃で、車外に投げ出されたとみられる。車には20歳前後の男性2人も乗っており、友人計4人で外出中だった。◯◯◯さんのほか3人もけがを負ったが、命に別条はないという。車は前部が大破し走行不能となっており、同署が詳しい状況を調べている。(千葉日報オンラインより)写真は事故で損壊した信号機を直している様子。

交通規制課と協議

令和3年12月13日・月曜日、千葉県庁で佐藤健二郎県議会議員・千葉県警察本部交通規制課の職員2人・高橋正明の4人であたご橋交差点の横断歩道の設置について協議を行いました。歩道橋の一部を撤去した後、交差点内4方向全てに横断歩道の設置を要望しましたが、受け入れられませんでした。

アンケート調査を実施

令和2年8月、実花町会で「あたご橋交差点の改良工事に関するアンケート」を実施しました。1014世帯に配布して693世帯より回答を頂き、回収率は68%になります。集計の結果、交差点の改良に、賛成が71%、反対が8%、どちらとも言えないが21%でした。

交差点の詳細

昭和50年に完成したあたご橋交差点の歴史や当時の資料、よくある質問にお答えします。

交差点の歴史

あたご橋交差点の歴史を報告します。

S50年1月
(1975年)
あたご橋(1)完成
不明あたご橋(2)完成
H30年5月
(2018年)
変則5差路を解消
H30年10月
(2018年)
あたご橋交差点の「歩行者」の交通量調査が行われる
令和2年8月
(2020年)
あたご橋交差点の改良工事に関するアンケートを実施
令和3年3月
(2021年)
あたご橋交差点の「車両」の交通量調査が行われる
令和3年4月
(2021年)
あたご橋交差点の『設計検討業務』が始まる
令和4年3月
(2022年)
あたご橋交差点改良図(案)が出来上がる
令和5年3月
(2023年)
あたご橋交差点横断歩道設置の予算決定

『設計検討業務』とは
交差点内に横断歩道を設置するための下準備で①歩道の地盤の高さを車道の地盤の高さにあわせるため、現状の歩道を切り下げる設計や、②歩道橋と橋脚の撤去の方法などの検討をします。③歩道橋の撤去に伴う信号機の移設や、交差点周辺の区画線位置の変更など交差点の設計や、 ④工事実施にかかる概算費用の算出もします。⑤千葉県公安委員会と協議する為の『協議図書』や工事発注に必要となる『設計図書』を作成します。⑥この委託業務の契約方法は指名競争入札を実施し、落札者は京葉測量株式会社、契約金額は759万円となります。

よくある質問

分からないことは、メールフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。

問)全ての歩道橋(地図①②③④)を撤去するのですか?

答)いいえ、スロープ状のあたご橋本体(地図④)は通学路になっていますので、残します。あたご橋の南側階段(地図①)、歩道橋(地図②)、北側階段(地図③)を撤去して、その下に「横断歩道」を造る改良工事を、習志野市に要望しています。

問)歩車分離式の交差点になりますか?

答)千葉県警察本部の見解としては、車両の2方向の制御時間に歩行者横断専用の制御時間が加わると、交通渋滞の助長を促すことになるため、適用できないとの事です。

問)車両の右折矢印式信号機は付きますか?

答)千葉県公安委員会との協議の結果、右折矢印式信号機は設置される事となりました。

習志野市施設案内

①昭和50年1月1日発行の広報習志野で「習志野市の施設案内」で紹介されています。

広報習志野子供版

②昭和50年1月1日発行の広報習志野子供版より
寒さにからだをきたえよう
マラソン道路オープン
第二次戦争まえ、鉄道第二連隊の演習線としてつかわれていた線路あとを、市では、みんなのマラソン道路にしようと、昭和45年から工事に着手し、今年1月12日(日)に開通します。東習志野5丁目から新栄までの全長2700メートルで、中ほどに心臓破りの丘のような、高さ4・7メートル、延長108メートルの橋もあります。1月12日には、開通を記念して、みんなの友だちによる使い染めやマラソン大会が行われます。なお、このマラソン道路は、将来、サイクリング道路や自然遊歩道につながり、埋立地まで伸びて行きます。

開通式の新聞報道

③マラソン道路開通式の様子
文教住宅都市習志野を象徴する施設のひとつである延長2700メートルのマラソン道路。50年1月12日開通式が行われました。

名前の由来

昔、この辺は「愛宕(あたご)」と言う地名でした。
東習志野を横断するハミングロードにかかる歩道橋「愛宕橋」は1973年(昭和33年)に習志野市が目指す「緑化推進計画」に基づく市域縦断の緑道として建設されたマラソン道路に付設した橋です。

このマラソン道路は戦前、現在のJR千菓駅北口の弁天町からJR津田沼駅までの間を、陸軍鉄道第二連隊の演習線(軍用軌道)として使用されていた土地であります。終戦後、暫くの間そのままの状態で放置されていたのを、昭和44年、習志野市の基本構想に基づく「まちづくり施策」のひとつとして掲げる「縁化計画」を推進するために、この軌道用地を利用して緑道建設を計画したのです。
習志野市全体の計画としては、東西約3キロを超えるものであり、市役所内部では「グリーンプロブナールプラン」という認識をしていたものです。
そして、国に対し、市長を先頭に国有地の無償借受の交渉を展開した結果、無事に国から借り受けることとなり、5年間の月日と、約2億6千万円の費用をかけて昭和50年に完成しました。(なお、この土地は、平成15年に国から無償譲渡されています)

この道路は既存の市道(二車線)に沿っています。緑道計画を決めるなかでは、将来の車社会を考えたとき、市道を4車線に拡幅すべきだという意見も強くありましたが、市長の考えが市議会および多くの市民の支持を得て今日のマラソン道路が存在しています。
このマラソン道路には、「幹線道路」「一般道路」との交差点が23箇所あるので、この所管である、千葉県警、船橋市等の協力を仰ぎ、歩道橋、信号等の交通安全施設の整備を図りました。

そのひとつとして、現在の「愛宕橋」があります。マラソン道路の性格から、全線、平坦ではなく、坂があっても良いのではと言うことから、いわゆる「心臓破リの丘」ともいうべき「跨線橋」が設置されたのであります。
そこで、この橋の名称をどうするかということになり、昔の字名が「幕張町愛宕」だったことから「愛宕橋」という名称になりました。
今では、毎朝夕、多くの老若男女の市民がジョギングや散歩を楽しむオアシスのゾーンとして親しまれている名所になっています。

東習志野連合町会会長 冨谷輝夫