ならしのしぎかい たかはしまさあき
令和4年7月19日・火曜日、都市環境常任委員会で名古屋市緑区にある「鳴海工場(清掃工場)」を、翌20日は平塚市ツインシティ大神地区土地区画整理組合と平塚市立相模小学校を視察しました。
名古屋市緑区にある「鳴海工場(清掃工場)」を視察しました。この清掃工場はPFI方式で運営されており、習志野市では現在使用している清掃工場の建替え後にこの方式を採用する予定のため、今回の視察となりました。また、溶融メタルに関しては、成分分析をおこなっていないため、入札はせず随意契約で事業者に引き渡しているとの事です。
PFI(英語: Private Finance Initiative)とは、公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法です。『ウィキペディア(Wikipedia)』より
平塚市ツインシティ大神地区土地区画整理組合を訪問して、区画整理事業を視察しました。ツインシティ構想は、神奈川県及び神奈川県新幹線新駅設置促進期生同盟会が提案した都市づくりで、相模川に新たな橋を架けて、新駅誘致地区の寒川町倉見地区と対岸の平塚側地区を一体化した環境と共生する都市形成を目指すものです。
①事業名:平塚都市計画事業ツインシティ大神地区土地区画整理事業②施行者名:平塚市ツインシティ大神地区土地区画整理組合③事業目的:土地区画整理事業により計画的な土地利用を図り、新たな産業や都市機能の集積により良好な市街地の形成を図るとともに、周辺の環境と調和した環境共生都市の形成を函ることを目的とする④施行面積:約68.8ha⑤地権者数:370人⑥計画人口:居住人口約3,300人、就業人口約6,000人⑦施行期間:平成27年度~令和11年度(14年間)⑧総事業費:約219億円⑨平均減歩率:40.13%
《土地利用計画》
①都市の将来像である環境共生モデル都市の実現をめざし、国道129号西側及び倉見大神線北側は、幹線道路沿道の立地条件を活かし流通業務系の土地利用とする②地区中央部は、トランジットモールと一体となった魅力的な複合系の土地利用とする③地区東側は、周辺環境と調和のとれた戸建て住宅を中心とした住居系の土地利用とする
《公共施設計画》
①幹線道路〜厚木市と平塚市中心部を繋ぐ国道129号線・新幹線新駅誘致地区と繋がる倉見大橋線②地区内幹線道路〜トランジットセンターと国道129号を結ぶツインシティ大神線③シンボル通路〜交流型情報ステーションとトランジットセンターを結ぶトランジットモール④公園〜地区中央部に地区のシンボルとなる比較的大きな公園を配置・その他、住宅地区を中心に街区公園を6ヶ所配置
新たな地域コミュニティを育む核となる学校。
①新たな地域コミュニティを育む核となる学校・・・相模小学校は、ツインシティ大神地区土地区画整理事業による県土全体の広域的な交流・連携の拠点として、新たな産業や住宅の整備が行われる「新しい街」と、大神地区の特色を残す「昔からの街」の接点に存在します。これまで相模小学校が育んできた「地域とのつながり」を一層高め、新しい街と昔からの街を結び新たな地域コミュニティを育む場所としての学校づくりができる工夫がなされています。小学校正門前の南北に走る道路に公開空地を設け、豊かな植栽やベンチとしても活用できる花壇を設置することで、新しい街と昔からの街を緑の潤いで結び付けています。また、正門からは、校舎1階をコの字型として中庭を配置し、音楽室、家庭科室やランチルームを隣接させることで、学校活動と地域活動を融合させることもできる計画となっています。外観についても周辺低層住宅との調和を考慮し、圧迫感の少ない2階建ての校舎とし、普通教室及び特別支援教室は方形屋根を採用し、1つの教室が1軒の「家」と同じスケールとなるようにすることで身近に感じる学校としています。
②豊かな教育と社会的変化を支える持続性の高い学校・・・本を通して教育活動の向上や交流の推進を図る学校づくりを大きな特徴としています。1階は、子ども達が気軽に立ち寄れる昇降口から続くオープン構成のホール兼「動的な図書コーナー」を配置し、日常動線上において道草感覚で本に触れる機会を増やし、知的好奇心をくすぐると同時に、学年を超えた交流を誘発します。2階へ続く大階段についても、自由に座って本を読める工夫を施し、次に続く2階の「静的図書室」へ本を身近に感じることが出来る空間が立体的に連続して構成されています。生活ゾーンである普通教室は全て南側採光を確保し、学年による児童の体格差に配慮した動線計画や学年のまとまりを意識した配置になっています。また、2学年ごとに普通教室4室+多目的室1室を1単位として構成配置することで、ツインシティ大神地区の成長による児童数の増加とその後の少子化にも対応できるよう計画されています。
③環境共生に配慮した学校・・・屋上には太陽光発電システムを設置し再生可能エネルギーを活用する他、教室に面して庇(ひさし)やバルコニーを設け夏場の日よけによる熱負荷の低減を図っています。室内側には木製パーティション、国産材の杉ルーバーや造作家具を積極的に採用し木質化による教育環境の向上も図ると共に、特に家具の天板には神奈川県産ヒノキくんえん乾燥材を採用し、地産地消にも貢献しました。
支援を必要とする子ども達の教室も普通教室と同様な形状とすると共に、教室を2つに分割できるように計画されています。(2教室+分割できる教室)
令和4年度相模小学校では、知的障害学級、自閉症・情緒障害学級が開級されています。
相模小学校では特別支援学級に関わる教員が3名おります。免許の取得状況については、個人情報に当たるため回答は差し控えさせていただきます。配置についても、2階の中庭バルコニーに面した場所にあり、(学校協議の上、みんなとの距離が近いながらも落ち着いた場所)相談室(小部屋)、個室トイレ、エレベーターを隣接配置し、体を洗うことができるシャワー腰洗い(シャワー室ではなく、介助して使うもの)もあります。
それぞれの子どもの実態に合わせて交流をしています。
未就学児の発違相談は「こども発達支援室くれよん」にて相談を受けています。小学生・中学生の発達の相談は「子ども教育相談センター」にて相談を受けています。
ご賃問のとおりです。平塚市では平成25年度から、お子様のすこやかな成長発達を促すとともに、ご家族の子育てを支援するために5歳児すくすくアンケートを実施しています。アンケート結果や御希望により、平塚市こども発達支援室での専門スタッフ(臨床心理士・言語聴覚士・ことばの相談員・作業療法士・保育士等)による個別相談や、専門スタッフによる園支援(先生方へのアドバイス等)をさせていただきます。